無制限対決!どんなときもWiFiとネクストモバイルを徹底比較

「無制限で使い方だ」のどんなときもWiFi通信サービス比較

WiMAX2+やYahoo!Wi-Fiなど、今までも「大容量ポケットWiFi」はありましたが、ついに「使い放題・無制限」を実現したのが「どんなときもWiFi」、そしてネクストモバイルもついに「使い放題プラン」を開始しました。

どんなときもWiFiもネクストモバイルもグッドラック社がサービス提供している兄弟サービスとも言えます。

私は2018年5月にネクストモバイルを契約、2019年5月にどんなときもWiFiを契約し、現在までに両方の通信サービスを使っています。

この記事では、ついに「使い放題・無制限」を実現したどんなときもWiFiとネクストモバイルの特徴の違いを詳しく説明しています。



どんなときもWiFiとネクストモバイルの違い

クラウドSIMサービス VS SIM型サービス

どんなときもWiFiはクラウドSIM採用

どんなときもWiFiの最大の特徴は「クラウドSIM」という新しい仕組みを採用した通信サービスであること、この「クラウドSIM」の仕組みにより「マルチキャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)対応」「海外でもそのまま使える」という特徴を実現しています。

WiFiを使っている場所に最適(??)な通信サービス(SIM情報)を自動的に専用端末にダウンロードし、もっとも適切な回線に切り替えてくれる仕組みです。

この仕組みを実現するために、どんなときもWiFiを使う場合には専用端末が提供され、通信サービスは専用端末以外では使うことができません。

ネクストモバイルはソフトバンクマルチUSIM採用

ネクストモバイルはソフトバンクがSIMフリーデバイス向けに提供している「ソフトバンクマルチUSIM」というSIMを使った通信サービスです。

この一般的な「SIM型」の通信サービスにより、ネクストモバイルの通信サービスは提供される専用モバイルルーター「FS030W」以外でもSIMフリースマホやSIMフリールーターでも通信サービスを利用することができます。

マルチキャリア VS ソフトバンク

どんなときもWiFiはマルチキャリア

どんなときもWiFiは「クラウドSIM」の仕組みにより、利用場所にとって最適なSIM情報を自動的にダウンロードすることで、主要回線であるソフトバンク回線以外にもドコモ・auの回線を利用できます。また、海外でも現地契約のSIM情報が自動ダウンロードされることで、そのまま海外利用ができる仕組みになっています。

この「最適なSIM情報を自動ダウンロー」について、どんなときもWiFiは現在試行錯誤中なのかな?と感じています。

私がどんなときもWiFiを契約した2019年5月くらいは主回線であるソフトバンク回線で100ギガ以上を使うとほとんどドコモ(の格安SIM)回線に繋がりました。この回線は非常に遅い回線です。つまり、100ギガくらいまでは速いソフトバンク回線、100ギガを超えると遅いドコモ(の格安SIM)回線に繋がるという動作でした。

その後、2019年7月くらいからは100ギガを超えてもソフトバンク回線のままで速い速度で使えるようになってきました。

このように、どんなときもWiFiがどのキャリアの回線に繋がるか、につてい現在は試行錯誤中のように感じています。

ネクストモバイルはソフトバンク回線

一方のネクストモバイルはソフトバンク回線です。かつてのソフトバンク回線は市街地でも繋がらない場所が多く、3キャリアの中でもっとも「繋がりにくい」と言われた時期もありますが、今ではエリアも充実しました。

これはソフトバンクでプラチナバンドと呼ばれるBAND8のエリアを充実させてきた結果と言えます。

そしてネクストモバイルが採用している「ソフトバンクマルチUSIM」ではソフトバンクの大容量データ通信に強い「BAND41(AXGP)」の電波を使うこともできます。

繋がりやすいスマホの電波「ソフトバンク4G LTE」と大容量データ通信に強い「ソフトバンク4G(AXGP)」のどちらの電波も使えるのがネクストモバイルの特徴です。

海外でも使える VS 国内使い放題

どんなときもWiFiは海外でもそのまま使える

どんなときもWiFiは「クラウドSIM」の仕組みを使った通信サービス、使う場所に最適なSIM情報を自動的にダウンロードして回線が切り替わります。

そしてこの仕組みは海外でも同様に動きます。海外へ行っても専用端末の電源を入れなおすだけで、現地(海外)契約のSIM情報が自動ダウンロードされ、そのまま海外利用ができるという便利な機能になっています。

もともとがどんなときもWiFiで提供される専用端末「GLOCALNEt U2s」は、クラウドSIMを使った海外向けのレンタルWiFiサービスとして利用されていた端末なので、この「海外でもそのまま使える」というのは、どんなときもWiFiの専用端末の得意分野と言えます。

少し残念なのは、海外利用時の値段が少し高いことです。どんなときもWiFiは日本国内では月額料金内で「無制限!使い放題!」ですが、海外での利用においては日ごとに800円の利用料金が追加発生します。

現在、主要な海外空港では現地のプリペイドSIMが安価に購入することができ、SIMフリーのスマホがあれば海外でのネット接続も楽に安価に利用することができます。

このプリペイドSIMに対して、どんなときもWiFiの日ごとの利用料金は少し残念な価格設定になっています。

まぁ、「電源を入れなおすだけで海外でも使える」という便利さはありますが・・・

ネクストモバイルは国内使い放題

一方のネクストモバイルは国内データ通信は「無制限!使い放題!」ですが、海外での利用はできません。

海外への短期渡航が多い方にとって、どんなときもWiFiは非常に便利な通信サービスと言えます。

専用端末 VS SIMフリー端末

どんなときもWiFiは専用端末

どんなときもWiFiの専用端末は本体内部に契約情報を埋め込んだ、まさに文字通りの「あなた専用の端末」です。

SIMカードではなく、端末本体に契約情報を埋め込んでいるため「クラウドSIM」という新しい仕組みを利用することができ、そして最適な回線切り替え「マルチキャリア」や、海外でもそのまま使えるという特徴を出しています。

便利な反面、端末本体に契約情報を埋め込んでいるため、端末の破損や紛失の場合には専用端末を再発行してもらう必要があります。この費用がどんなときもWiFiでは19,000円となります。

ネクストモバイルはSIMフリー端末で利用できる

ネクストモバイルはソフトバンクのSIMフリー向けSIMである「ソフトバンクマルチUSIM」で実現されている通信サービスです。ネクストモバイルを契約すると無料で提供される専用ルーターも市販のSIMフリールーターです。

このネクストモバイルが提供する「ソフトバンクマルチUSIM」は専用のルーター以外でも、SIMフリースマホ・SIMフリールーターで利用することができます。

この点で、「あなた専用の端末」でしか使えないどんなときもWiFiよりも、SIMフリー端末なら使えるネクストモバイルの方が自由度が大きいと言えます。

「使い放題」と「回線速度」

どちらも月間300ギガ以上使える

どんなときもWiFiもネクストモバイルも「無制限!使い放題!」をうたっており、実際に月間で300ギガ程度までは速度制限なしで利用できることを確認しています。
※300ギガ以上はなかなか消費するのが難しい・・・・

この点から、どんなときもWiFiもネクストモバイルも、従来の「使い放題」を謳っている通信サービス「WiMAX2+」や「Yahoo!Wi-Fi」などよりも圧倒的に自由度の高い大容量ポケットWiFiと言えます。

現時点では、WiMAX2+やYahoo!Wi-Fiの大容量プラン・使い放題プランを選ぶ理由はありません。

どんなときもWiFiは試行錯誤中?

ただし、どんなときもWiFiもネクストモバイルも注意点はあります。

どちらのサービスもすべてのユーザーが「どんな使い方をしても完全にギガ無制限」という通信サービスを提供できるはずがありません。どこかで制限をかけてくると想定されます。

この点について、どんなときもWiFiはサービス開始以降、今でも試行錯誤している最中かな?と思われます。

2019年7月頃までは100ギガ超えで(遅い)ドコモ回線

どんなときもWiFiはソフトバンク回線を主体とした通信サービスですが、私が契約した2019年5月以降7月頃までは、月間で100ギガを超えたくらいで遅いドコモ回線に繋がっていました。

ソフトバンク回線は常に高速(30Mbps程度)で快適でしたがドコモ回線に繋がると1Mbps~3Mbps程度の低速になっていました。これは「使い過ぎ対策」だと思います。

その後、100ギガを超えても遅いドコモ回線に繋がることもなく、ソフトバンク回線のまま高速通信ができるようになりました。これは改善だと言えます。

2019年12月の状況

以前からau回線には繋がったことがなかったのですが、2019年11月頃よりau回線にも切り替わるようになりました。au回線はドコモ回線と違い、比較的高速で快適です。

この点については、以前の「遅いドコモ回線へつながる」という現象とは違い、利用者も増えてきたことで回線の分散を行っていると思います。

これもサービス改善に向けた取り組みなのだろうと思います。

今後も変わる可能性がある

このように、どんなときもWiFiは「クラウドSIM」というまったく新しい仕組みを使ってのマルチキャリアですが、増える利用者に対してサービス改善の試行錯誤を行っていると考えられる状況です。

そして、今後もこの状況の変化は続いていくでしょう。

問題はこれが今後の利用者増加に向けて「改善」に進んでいくのか「改悪」となるのか、です。

この点において、どんなときもWiFiが「ギガ無制限で快適!」と今後も言えるのかどうかはまったくわかりません。

「専用端末」と「SIMフリー端末」

「専用端末」はどんなときもWiFiの最大のリスク?

どんなときもWiFiを契約すると提供されるルーターは専用端末です。契約情報が本体内部に記録されているため、文字通り「あなた専用の端末」であり、故障や紛失などの場合には新たに専用端末を再発行してもらう必要があります。

また、どんなときもWiFiの専用端末は「レンタル」と定義されており、解約時には返却が必要です。規約上、解約後の返却において故障が発見された場合には賠償が必要、この場合19,000円となります。

どんなときもWiFiはクラウドSIMという仕組みを使って「マルチキャリア」「海外でもそのまま使える」という魅力的なサービスを提供している一方で、専用端末を2年契約の間壊さないように・無くさないように大事に使い続けなければなりません。

この点で、専用端末はどんなときもWiFiの優れたサービスの源泉であると同時に、どんなときもWiFiを使う場合のリスクと言えます。

ネクストモバイルはSIMフリー端末で使い方イロイロ

ネクストモバイルはソフトバンクのSIMフリースマホ向けサービスである「ソフトバンクアクセスインターネットプラス」という通信サービスとして提供されています。

この「ソフトバンクアクセスインターネットプラス」で使われるSIMはソフトバンクのSIMフリースマホ向け「ソフトバンクマルチUSIM」であり、ネクストモバイルの専用ルーター「FS030W」以外にも一般的なSIMフリースマホやSIMフリールーターへSIMを差し替えて通信サービスを利用することができます。

SIMフリースマホ(Android)で使える!テザリングも使える!

愛着あるiPhone7/8が大容量スマホとして蘇る

また、ネクストモバイルで提供されるSIMはiPhone7/8でも利用することができます。愛着のあるiPhone7/8が大容量スマホとして蘇ります。

WiMAX2+専用ホームルーターでも使える

さらに、ネクストモバイルで提供されるSIMはWiMAX2+用のホームルーター「Speed Wi-Fi HOME L01s」でも利用できます。

「Speed Wi-Fi HOME L01s」はWiMAX2+専用のホームルーターですが、SIMフリールーターになっていてソフトバンクのSIMを利用可能だし、さらに大容量データ通信に強い「ソフトバンク4G(AXGP)」による通信も可能です。

ネクストモバイルは解約時の端末返却不要

ネクストモバイルでは契約すると専用端末(ルーター)が「端末無料キャンペーン」により無料で提供されます。提供されるルーターはモバイルルーター「FS030W」かホームルーター「HT100LN」のどちらかを選ぶことができます。

これらのルーターは「端末無料キャンペーン」により無料提供されますが、ネクストモバイルの解約時に端末やSIMを返却する必要がありません

コストの比較

初期費用や月額料金の比較

費用項目費用
ネクストモバイル
「使い放題プラン」
どんなときもWiFi
初期費用事務手数料3,000円3,000円
端末代金
送料等
無料無料
月額費用0か月目
(初月)
最大3,100円
※日割り計算
3,480円
※全額(日割りナシ)
2~24か月目3,100円3,480円
25か月目~3,600円3,980円
解約時費用
※違約金
1~12か月目19,000円19,000円
13~24か月目14,000円14,000円
25か月目
契約更新月

契約更新月
26か月目以降9,500円
※契約更新月以外
9,500円
※契約更新月以外

端末リスクにかかるコスト

端末保証サービス

どんなときもWiFiの通信サービスを利用するには専用端末が必要です。この専用端末にはSIMではなく本体に契約情報が記録されているため、もし専用端末が壊れたり紛失したりした場合には別途有償で専用端末の再発行を申請しなければなりません。専用端末の再発行には19,000円が必要です。

このリスクに対応するサービスが「あんしん保証」です。月額400円の保証金を支払うことで、万が一専用端末の再発行が必要となった場合にも無償で再発行してくれます。

ネクストモバイルでも契約時の専用モバイルルーター「FS030W」の端末保証サービスとして「あんしん保証」があり、こちらも月額400円です。

ただし、どちらも以下の注意点があります。

  • バッテリーの劣化は保証対象外
  • 紛失は保証対象外

ネクストモバイルは「端末の万が一」にも市販品で対応

ネクストモバイルで提供されるモバイルルーター「FS030W」は市販のSIMフリールーターです。なので、ネクストモバイルの場合は無保険で万が一破損・紛失した場合には同じものを購入することができます。

標準ルーターと同じ「FS030W」はAmazonなどで15,000円程度で販売されています。

また、「FS030W」を便利に使うための「クレードル」も同様に市販されています。

富士ソフト FS030W専用クレードル CRDFS030W
富士ソフト(Fujisoft)
【出荷目安】:1 - 5営業日 ※土日・祝除く 【同梱区分】:TS 1 【梱包サイズ】:通常商品   【メーカー名】富士ソフト 【型番】CRDFS030W  ●充電/有線LANクレードル対応  アスベスト 非含有 RoHS指令 対応 J-Moss 非対応 環境自己主張マーク なし その他環境及び安全規格 - 電波法備考 非対象:電波を送出しないため 電気通信事業法備考 対象品目:FS030W専用クレードル 電気用品安全法備考 非対象:対象外のため 電波法 非対象 電気通信事業法 適合 電気用品安全法 非対象 法規関連確認日 20180115

バッテリーの劣化についても同様で、「FS030W」であれば専用電池パックが5,000円程度で市販されています。

富士ソフト FS030W専用電池パック
MAIWO
【出荷目安】:1 - 5営業日 ※土日・祝除く 【同梱区分】:TS 1 【梱包サイズ】:通常商品   【メーカー名】富士ソフト 【型番】BAT01FS030W  ●+F FS030W専用の電池パック ●本体同梱品と同一仕様です。  アスベスト 非含有 RoHS指令 対応 J-Moss 非対応 環境自己主張マーク なし その他環境及び安全規格 - 電波法備考 非対象:電池パックのため 電気通信事業法備考 非対象:電池パックのため 電気用品安全法備考 対象品目:FS030W専用電池パック 電波法 非対象 電気通信事業法 非対象 電気用品安全法 適合 法規関連確認日 20180115

このように、ネクストモバイルであれば専用モバイルルーターに「無保険で万が一」の場合にも市販品で同じものが調達できる、というメリットがあります。

さらに先述したように、ネクストモバイルはソフトバンクの「ソフトバンクマルチUSIM」を採用したサービスであるため、標準ルーター「FS030W」でなくても他の市販のSIMフリースマホやSIMフリールーターへSIMを差し替えて通信サービスを使うことができます。

まとめ

どんなときもWiFiをおすすめしたい人

ネクストモバイルに対するどんなときもWiFiの魅力は「マルチキャリア」「海外でもそのまま使える」という点です。これは「クラウドSIM」という新しい仕組みだから実現できている機能です。

先述したように、どんなときもWiFiの通信サービスは現在試行錯誤している、と感じています。「マルチキャリア」であることがメリットになるのかデメリットとなるのか、現時点では判断することができないと思います。

どんなときもWiFiはソフトバンクが少し苦手とする山間部・海上などでの利用機会が多い方におすすめです。

ネクストモバイルをおすすめしたい人

ネクストモバイルの魅力はソフトバンクのSIMフリースマホ向けの通信サービスである「ソフトバンクアクセスインターネットプラス」を使って「使い放題を実現」していることです。

提供されるSIMはもちろんSIMフリー向けの「ソフトバンクマルチUSIM」、これがネクストモバイルの最大の魅力です。

ネクストモバイルから標準提供されるモバイルルーター「FS030W」以外にも、SIMフリースマホやSIMフリールーターなど、さまざまなデバイスにSIMを差し替えて使えるのはネクストモバイルです。

さまざまなSIMフリーデバイスで使える、という点は「便利」「遊べる」という以外にも、ルーターやスマホを調達しやすいというメリットになります。

多くの人にとっては、「マルチキャリア」「海外でもそのまま使える」という特徴のどんなときもWiFiよりも、ネクストモバイルがおすすめと言えます。

ついに出た「使い放題プラン」
20ギガ・30ギガも大幅値下げ!
どこでも海外でも繋がる
国内ギガ無制限で使い放題!

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