ネクストモバイル(NEXTmobile)と同じソフトバンクの回線を使ったサービスに「ソフトバンク・エアー」があります。
電波を使ったサービスですが、ルーターを使うためにAC100Vの電源が必要であることから、据置型のサービスとなります。
「ソフトバンク・エアー」の特徴は、WiMAX2+と似た「制限なし!使い放題」にあります。
ここでは、ソフトバンク・エアーの仕組みを説明しながら、ネクストモバイル(NEXTmobile)のサービスと比較・検討してきます。
ネクストモバイルとソフトバンク・エアーのざっくり比較
ネクストモバイルとソフトバンク・エアーの類似点
ネクストモバイルとソフトバンク・エアーはどちらもソフトバンクの回線を使ったサービスです。
よってどちらの通信サービスもエリア面や速度面では似たようなもの、だと考えてよいです。
ネクストモバイルはSIMフリー機器でも使える
同じソフトバンクの電波を使うサービスですが、使い勝手は断然ネクストモバイルの方が良いです。
ソフトバンク・エアーは専用ルーター「Airターミナル」でしか利用できないし、「Airターミナル」はAC電源専用ルーターなので外へ持ち出して使うことができません。
これに対し、ネクストモバイルは「ソフトバンクマルチUSIM」によるサービス提供されているため、ネクストモバイル専用ルーター(FS030W)以外でもSIMフリーのスマホやモバイル・ホームルーターで使うことができます。
価格面でもネクストモバイルが断然安い
また、通信サービス単体でのコスト(料金)もネクストモバイルの方が断然安く使えます。
ネクストモバイルは2年契約で月額3,100円で「使い放題プラン」が利用できます。
ソフトバンク・エアーは月額4,880円で使い放題という基本料金に対して、さまざまな条件・縛りを付けて割引を適用してくるソフトバンク流の料金体系です。
条件があえばそれなりに安く月額1,717円(ただし12か月間)で使える料金になりますが、「条件が合えば」という点に注意が必要な料金体系です。
わかりやすくて多くの場合に安く使えるのはネクストモバイルです。
ソフトバンクスマホとセットで使うならソフトバンク・エアー
ところが、ソフトバンクスマホやワイモバイルスマホをご利用の方が自宅用の回線として使う場合にはソフトバンク・エアーの方が断然安くなります。
これは、ソフトバンク・エアーにはソフトバンクスマホとのセット割引「おうち割光セット」や、ワイモバイルスマホとのセット割引「おうち割光セット(A)」が適用されるためです。
ソフトバンクスマホやワイモバイルスマホをご利用なら、スマホ1回線につき最大1,000円もの月額割引が受けられるので、家族で同じスマホをご利用ならソフトバンク・エアーの料金なんて簡単にペイできてしまいます。
ざっくり言えば・・・
これらの点から、ネクストモバイルとソフトバンク・エアーをざっくり比較で言えば以下のようになります。
ソフトバンク・ワイモバイルのスマホをご利用なら
ソフトバンクやワイモバイルのスマホをご利用の場合に、自宅ネット回線用にソフトバンク・エアーは良い選択肢です。
「おうち割光セット」により、スマホの回線数が多ければ多いほど毎月高額の割引が適用され、ソフトバンク・エアーの利用料金などペイできるかもしれません。
ソフトバンク・ワイモバイルのスマホを2回線以上ご利用なら、ソフトバンク・エアーです(料金的な評価)。
それ以外はネクストモバイル
スマホの割引が適用されない場合はネクストモバイルがおすすめになります。
多くの場合にソフトバンク・エアーよりも安くわかりやすい料金体系で「使い放題プラン」を利用できます。
また、「SIMフリールーターでも使える」「外出先でも自宅でも使える」「引っ越ししてもそのまま使える」と、ソフトバンク・エアーよりも価格面・使い勝手の面でメリットが大きくなります。
ここから詳しく見ていきましょう
では、これらのメリット・デメリットについて、ここから詳しく説明していきます。
繋がりやすさ・使い放題の比較
ソフトバンクの2つの電波
ソフトバンクには2つの電波「ソフトバンク4G」と「ソフトバンク4G LTE」があります。
「ソフトバンク4G」は大容量のデータ通信に強い電波ですが、山間部やビルの陰・地下街などが少し苦手な電波です。
「ソフトバンク4G LTE」はスマホの電波でどこでも繋がりやすい電波ですが、音声通話でも使われている電波であるため「使い放題」にはしにくい電波です。
ネクストモバイルもソフトバンク・エアーも、「ソフトバンク4G」「ソフトバンク4G LTE」の2つの電波を使うことができます。
このため、「エリア的にも速度的にもどちらも同じようなもの」と考えることができます。
ですが、ネクストモバイルとソフトバンク・エアーでは、この2つの電波の使い方が少し異なります。
ソフトバンク・エアーは「ソフトバンク4G」中心
ソフトバンク・エアーはできるだけ「ソフトバンク4G(AXGP)」を中心にデータ通信を行います。
「ソフトバンク4G(AXGP)」が繋がらない状態では、繋がりやすいスマホの電波「ソフトバンク4G LTE」を使いますが、「ソフトバンク4G(AXGP)」の電波が届く限りはできるだけ「ソフトバンク4G(AXGP)」を使って通信しようとします。
ネットの口コミなどで「ソフトバンク・エアーは遅い」「通信がプチプチ切れる」といわれる場合、ほとんどがこの状態だと言えます。
ネクストモバイルは「ソフトバンク4G LTE」中心
一方、ネクストモバイルは繋がりやすいスマホの電波「ソフトバンク4G LTE」を中心にデータ通信を行います。
なにより、ネクストモバイルが標準提供しているモバイルルーター「FS030W」は「ソフトバンク4G(AXGP)」に対応していません。
ネクストモバイルの標準モバイルルーター「FS030W」で使っている限り、かならず「ソフトバンク4G LTE」で通信するようになっているのです。
よって、ネクストモバイルの方が繋がりやすいし速い
このように、「ソフトバンク4G」「ソフトバンク4G LTE」の2つの電波が使える両サービスですが、実際にはネクストモバイルの方が「どこでも繋がりやすいソフトバンク4G LTE」を多くの場面で使うことになり、結果としてどこでも繋がりやすく速い、という特徴があります。
繋がりやすさや速さに関しては、ソフトバンク・エアーよりもネクストモバイルの方が優れていると言えます。
使い勝手の比較
ソフトバンク・エアーの専用ルーター
ソフトバンク・エアーは専用ルーター「Airターミナル」でのみ利用可能です。ルーター(Airターミナル)本体からSIMを抜き取ることもできないし、他のルーターへ差し替えて使うこともできません。
そして、AirターミナルはAC電源で駆動するルーターなので、「外出先でもWiFiを使いたい」という使い方はできません。
また、規約上の話しになりますが、ソフトバンク・エアーは登録住所でのみ利用が認められます。たとえば、ソフトバンク・エアーを引っ越し先でも使う場合には(規約上は)新しい住所をソフトバンクへ申請したうえで、ソフトバンク・エアーの新住所での継続利用を承認してもらう必要があります。
住所が限定されるのは、少し面倒ですね。
ネクストモバイルはソフトバンクマルチUSIM採用
一方でネクストモバイルのサービスはソフトバンクのSIMフリースマホ向けのSIMである「ソフトバンクマルチUSIM(F)」で提供されています。
そのため、ネクストモバイル専用のルーター「FS030W」以外でもSIMフリーのスマホやルーターへSIMを差し替えて使うことができます。
外出先ではモバイルルーターやスマホで使う、自宅ではホームルーターで使う、という使い方もネクストモバイルなら可能です。
使い勝手はネクストモバイルが良い
このように、使い勝手はネクストモバイルの方が圧倒的に優れています。
これは、ソフトバンク・エアーが通信契約(SIM)と専用ルーター(Airターミナル)がセットになった通信サービスであることに対して、ネクストモバイルは標準ルーターがセット提供されるものの、通信サービス(SIM)はSIMフリー向けの「ソフトバンクマルチUSIM(F)」で提供されている、という点が異なるためです。
ネクストモバイルで提供される「ソフトバンクマルチUSIM(F)」は非常に使い勝手の良い通信サービス(SIM)です。
料金の比較
ネクストモバイルの料金
ネクストモバイルには毎月のギガ上限が20ギガの「フラット20GBプラン、30ギガの「フラット30GBプラン」そしてギガ上限のない「使い放題プラン」の3つのプランがあります。
それぞれの利用料金は以下のようになります。
ざっくりと「使い放題で月額3,100円」です。
ソフトバンク・エアーの料金は少し複雑
ソフトバンク・エアーの料金体系は少し複雑です。
ソフトバンクがお得意の「アレコレ割引」や、Yahoo!JAPANのサービス抱き合わせで安く見せているために複雑ですが、使いこなせば確かにお得になるのも事実です。
専用ルーター「Airターミナル」は買取とレンタルがある
ソフトバンク・エアーの専用ルーター「Airターミナル」は買取またはレンタルとなります。
買取の場合は本体代金を36回分割払いとなりますが、同時に毎月同額の割引を受けられることから、3年間の利用において実質無料となります。
※通信サービスは2年契約自動更新、ルーター買取の支払い回数は36回(3年)というのがソフトバンク流です。
ルーターの買取契約の場合には、以下の割引(内容は後述)が適用されます。
- Air本体割賦金割引(ルーター本体代金の補填で実質無料)
- AoftBank Airスタート割(12か月間の月額割引)
- 「5のつく日特典」または「バリュー特典」(キャッシュバック)
レンタルの場合は割引適用ナシ!
ルーターのレンタル契約の場合には毎月のレンタル料金が必要です(月額490円)。
レンタル契約の場合には通信サービスの「2年契約自動更新」だけを意識しておけますが、その反面、レンタル契約の場合には買取契約の場合に適用される以下の割引サービスが適用されません。
- AoftBank Airスタート割
- 「5のつく日特典」または「バリュー特典」
申込日によって割引が違う
ソフトバンクは「毎月”5″のつく日はお得」のキャンペーンを実施しています。
このキャンペーンにより、ソフトバンク・エアーの申し込みが「”5″のつく日」と「それ以外の日」では割引特典が違ってきます。
「”5″のつく日」に申し込むと「5のつく日特典」が適用され、それ以外の日だと「バリュー特典」が適用されます。当然「5のつく日特典」の方が割引額が大きくなります。
ソフトバンク・エアーの料金の変動要素
このように、ソフトバンク・エアーの料金については、以下の点を考慮する必要があります。
- ルーター(Airターミナル)はレンタルか買取か
- 申込日は「”5″のつく日」か「”5″のつく日以外」か
ルター(Airターミナル)はレンタルか買取か
レンタルだとレンタル料金月額490円、割引適用がありません。
買取だと割引サービス適用されるしルーター代金実質無料になるけど、通信サービスが「2年契約自動更新」なのに本体代金は36回分割払いとなります。
つまり買取の場合には「2年で解約するとルーター残債が残る」「3年で解約すると契約解除料(違約金)がかかる」「無料解約できるのは4年後」となる点に注意が必要です。
申込日は「”5″のつく日か?」
ルーター(Airターミナル)を買取で契約する場合には、「SoftBank Airスタート割」と「”5″のつく日特典/バリュー特典」の割引が適用されます。
“5”のつく日に申し込むと「”5″のつく日特典」、”5″のつく日以外に申し込むと「バリュー特典」となり、「”5″のつく日特典」の方が割引が大きくなります。
ソフトバンク・エアーの料金(買取契約)
ソフトバンク・エアーをルーター(Airターミナル)買取で契約する場合は以下の料金となります。
費用項目 | 費用 | ||
---|---|---|---|
初期費用 | 契約事務手数料 | 3,000円 | |
月額費用 | 月額料金 | 4,880円 | |
Airターミナル本体代金 割賦払い | 1,500円 ※36回払い | ||
Airターミナル本体代金 割引 | -1,500円 ※36回割引 | ||
SoftBank Airスタート割 | -1,080円 ※12か月間割引 | ||
キャッシュバック ※どちらか一方 | “5”のつく日特典 ※”5″のつく日に申し込む場合 | 25,000円 | |
バリュー特典 ※”5″のつく日以外に申し込む場合 | 15,000円 |
「ルーター買取契約」の場合のポイントは「回線サービスは2年契約自動更新」「ルーター代金は36回払い」という点です。「違約金ナシ」「ルーター残債ナシ」で解約できるのは4年後となる点に注意してください。
ソフトバンク・エアーの料金(レンタル契約)
ソフトバンク・エアーをルーター(Airターミナル)レンタルで契約する場合は以下の料金となります。
費用項目 | 費用 | ||
---|---|---|---|
初期費用 | 契約事務手数料 | 3,000円 | |
月額費用 | 月額料金 | 4,880円 | |
Airターミナルレンタル料金 | 490円 |
レンタルか買取か?
このように、ソフトバンク・エアーを申し込む場合には最初に「ルーター(Airターミナル)をレンタルか?買取か?」を十分検討しておく必要があります。
買取の場合は各種割引や特典により実質料金はグッとお得になりますが、その反面解約時には「ルーター代金の残債」「2年契約自動更新の解約違約金」に注意する必要があります。
レンタルの場合は「2年契約自動更新」だけを意識していれば良いですが、割引・特典がないので実質料金は高くなります。
一般的には「4年以上の長期利用のつもりなら買取」「4年以上の縛りがイヤならレンタル」となるでしょう。
スマホとのセット割引
スマホセット割引「おうち割光セット」
「使い勝手」「繋がりやすさ・速さ」「料金」においてはネクストモバイルがソフトバンク・エアーよりも優位にありますが、お使いのスマホがソフトバンクスマホやワイモバイルスマホの場合にはお得度の点においてソフトバンク・エアーが圧倒的になります。
ソフトバンク・エアーにはソフトバンクスマホ・ワイモバイルスマホとのセット割引「おうち割光セット」があるからです。
ソフトバンクスマホとのセット割引は「おうち割光セット」となり、ワイモバイルスマホとのセット割引は「おうち割光セット(A)」となります。
「おうち割光セット」の割引
ソフトバンク・エアーとソフトバンクスマホのセット割引が「おうち割光セット」です。
「おうち割光セット」が適用されると、ソフトバンクスマホ1回線につき毎月最大2,000円の月額料金割引が受けられます(最大10回線)。
「おうち割光セット(A)」の割引
ソフトバンク・エアーとワイモバイルスマホのセット割引が「おうち割光セット(A)」です。
「おうち割光セット(A)」が適用されると、ワイモバイルスマホ1回線につき毎月最大1,000円の月額料金割引が受けられます(最大10回線)。
ネクストモバイルにはセット割引はありません
ネクストモバイルにはスマホとのセット割引はありません。
スマホセットなら圧倒的にソフトバンク・エアーが安くなる
このように、ソフトバンクスマホやワイモバイルスマホとのセットでの利用なら、ソフトバンク・エアーは圧倒的に安くなります。
結論:スマホセットならソフトバンク・エアー、それ以外はネクストモバイル
繋がりやすさ・速さはネクストモバイル
ソフトバンク・エアーもネクストモバイルのソフトバンクの電波を使った通信サービスです。どちらもソフトバンクの2つの電波「ソフトバンク4G」と「ソフトバンク4G LTE」が使えます。
ですが、電波の使い方が全然ちがいます。
ソフトバンク・エアーはできるだけ「大容量データ通信に強いソフトバンク4G」を使うようになっています。「ソフトバンク4G」は大容量データ通信に強い反面、ビルの陰や地下街などでつながりにくいという弱点があります。
一方、ネクストモバイルは「標準ルーターFS030Wを使う限り、繋がりやすいソフトバンク4G LTEで通信する」仕様になっています。どこでも繋がりやすく高速なスマホの電波「ソフトバンク4G LTE」がメインの電波です。
なので、「繋がりやすさ・速さ」ではネクストモバイルの方が快適に使えると言えます。
使い勝手はネクストモバイルの方が良い
ソフトバンク・エアーは通信サービス(SIM)と専用ルーター(Airターミナル)がセットになった通信サービスで、「外出先で使う」「他のルーターで使う」「登録住所以外で使う」ということができません。
一方、ネクストモバイルはソフトバンクのSIMフリー向けSIMである「ソフトバンクマルチUSIM」で提供される通信サービスであり、標準提供のモバイルルーター「FS030W」以外にもさまざまなSIMフリールーター・SIMフリースマホにSIMを差し替えて通信することができます。
これらの点から、使い勝手はネクストモバイルが優れていると言えます。
ソフトバンク・エアーは料金体系が複雑
ネクストモバイルは「使い放題プラン」で月額3,100円とわかりやすい料金体系です。
一方でソフトバンク・エアーは基本の月額料金4,880円と少し高額な料金に対して、さまざまな条件・縛りを付けて「最安1,771円(12か月間)」という低価格を提示しています。
利用条件にあえばソフトバンク・エアーが安くなりますが、無条件でシンプルに安く使えるのはネクストモバイルです。
スマホとセットでお得なソフトバンク・エアー
ソフトバンクスマホやワイモバイルスマホをご利用なら断然ソフトバンク・エアーが安くなります。
「おうち割光セット」の適用により、最大10回線まで1回線につき月額最大1,000円の割引が受けられます。
家族で複数回線のソフトバンクスマホ・ワイモバイルスマホをご利用なら、ソフトバンク・エアーの月額料金なんて無料になるくらいの割引額です。
ネクストモバイルにはスマホとのセット割引はありません。
ソフトバンク・エアーの特徴
工事不要で簡単に使い始められる
ソフトバンク・エアーはSIMのセットアップやもちろんAPN(アクセスポイント)設定などもすべて完了した状態で出荷されます。
面倒な設定作業なしに、ルーター(Airターミナル)が届いたらコンセントに刺すだけで回線サービスが利用開始できます。
下り最大350Mbpsの高速回線サービス
ソフトバンク・エアーの回線速度は「下り最大350Mbps」です。
もちろん理論値なのでこのままの速度はでませんが、ソフトバンクの「Softbank 4G」および「Softbank 4G LTE」の電波を使っていることから、スマホやPocket Wi-Fiと同様の高速通信が期待できます。
データ容量上限なしで使い放題
そして最大の魅力がこの「使い放題」です。
Y!mobileやYahoo!Wi-Fiが提供しているPocket Wi-Fiでは結局データ容量の上限が決まってしまいますが、ソフトバンク・エアーでは毎月のデータ容量上限がありません。
この点がWiMAXと比較される特徴となります。
「毎月のデータ容量上限なし」というWiMAXのギガ放題プランと同様なスペックの他、WiMAXの速度制限ルールに寄せてきた規定を設けています。
- 3日で10GB以上の場合は速度規制を行う場合がある
端末(Airターミナル)の仕様
Airターミナル3 | Airターミナル2 | Airターミナル | |
---|---|---|---|
サイズ(HxWxD) | 約 208x95x95mm | 約 261x220x64mm | |
重さ | 本体:約 550g アダプタ:約 150g | 本体:約 610g アダプタ:約 185g | |
通信方式 | 4G方式:AXGP(2.5GHz)、TDD-LTE (3.5GHz) 4G LTE方式: FDD-LTE (2.1GHz) | 4G方式:AXGP(2.5GHz) | 4G方式:AXGP(2.5GHz) |
通信速度※1 | 下り最大350Mbps | 下り最大261Mbps | 下り最大110Mbps |
Wi-Fi | IEEE 802.11a/b/g/n/ac 最大866Mbps | IEEE 802.11a/b/g/n 最大300Mbps | |
WiFiクライアント 最大接続数 | 64 | 32 |
Airターミナル1/2
Airターミナルはここまで機能改善が行われており、初期のAirターミナルから最新型のAirターミナル3まで3つの種類があります。
Airターミナル1/2は対応周波数が「4G方式(AXGP)」のみであり、この周波数帯はWiMAX2+の周波数帯と同じとなります。
つまり、Airターミナル1/2の特性としては電波効率が良く比較的空のあるAXGP周波数帯専用端末であり、周波数特性としては建物の陰などに弱い、と言えます。
Airターミナル3
最新型Airターミナル3では、4G方式(AXGP)に加えて、「4G LTE方式」にも対応してきました。
「4G および4G LTEが使える」となった点で、ネクストモバイルと同じになったわけです。AXGP専用だったAirターミナル1/2に比べて建物の陰などでも安定して高速通信できる「4G LTE」の電波を拾えます。
スマホとセットで「おうち割光セット」割引
ソフトバンク・エアーはソフトバンクスマホやワイモバイルスマホとセットで使うと「おうち割光セット」というセット割引が適用できるという価格メリットがあります。
ソフトバンクスマホとセットで最大毎月2,000円割引
まず、ソフトバンク契約のスマホとソフトバンク・エアーを一緒に使う場合、最大2,000円もの割引を受けることができます。
最大で10台までのソフトバンクスマホが割引対象となることから、家族でまとめてソフトバンクスマホの利用では非常にお得になります。
ワイモバイルスマホとのセットでも最大毎月1,000円割引
また、ソフトバンクの格安ブランド「ワイモバイル」のスマホと一緒に使っても「おうち割光セット」の対象となります。
この場合、最大1,000円の割引が10台のワイモバイルスマホに適用され、こちらもまとめて使うと非常にお得になります。
乗換やすいキャンペーン
また、ソフトバンク・エアーはYahoo!BBが販売代理を行っており、Yahoo!BBを通して契約することで多彩なキャンペーン特典を受けることができます。
現在、他回線サービスからソフトバンク・エアーへ乗り換える場合の解約違約金を負担してくれるキャンペーンを実施中です。
Yahoo!BB基本サービス
かつてはソフトバンク・エアーでは契約時に「Yahoo!BB基本サービス」が必須オプションでしたが、現在は選択可能オプションとなっています。
ソフトバンク・エアーの利用料金
ソフトバンク・エアーの料金は少し複雑になっています。
基本は2年契約ですが、Airターミナルの利用形態によってはすんなりと2年で解約ができない料金体系です。
まず、Airターミナルは「分割払いでの購入」と「レンタル」が選べ、それぞれで料金体系が変わります。
端末(Airターミナル)分割払い
まず、ソフトバンク・エアーの月額料金は「Airターミナル1」の場合と「Airターミナル2/3」の場合で異なります。
ソフトバンク・エアー | ||
---|---|---|
Airターミナル2/3 | Airターミナル | |
基本料金 | 3,100円 | 4,196円 |
Airターミナル割賦金 | 1,620円 (36回) | 1,404円 (36回) |
月月割 | -1,620円 (36回) | -1,404円 (36回) |
加入特典 | – | -500円 (24回) |
月額料金合計 | 3,100円 | 3,696円 |
Airターミナル割賦金
Airターミナルを分割払いで利用する場合、Airターミナル2/3の場合は「毎月1,620円の36回払い」となり、Airターミナル(1)の場合は「毎月1,404円の36回払い」となります。
ソフトバンク・エアーのサービス利用契約は利用開始月の翌月から24か月間(合計最大25か月間)の「2年契約自動更新」となりますが、Airターミナルの分割回数が36回払いであるところが注意です。
ソフトバンク・エアーを2年の契約更新月で解約する場合、サービスに対する契約解除料(違約金)は不要ですが、Airターミナルの残債を一括払いとなります。
月月割
Airターミナルを分割払いで購入する場合36回分割払いとなりますが、毎月分割代金と同額が「月月割」として補てんされます。
この「月月割」は分割払いが終了する36回にわたり補填されることで、3年間の継続利用を前提に「実質無料」となります。
加入特典
さらにAirターミナル(1)での申込の場合、「加入特典」という割引500円が24か月間にわたって適用されます。
端末(Airターミナル)レンタル
ソフトバンク・エアーはAirターミナルをレンタルとして利用することもできます。
レンタルの場合には毎月の利用料金にレンタル料金が上乗せされて請求されますが、レンタルなのでいつ解約してもAirターミナルの残債がない、というのがメリットです。
ソフトバンク・エアー | ||
---|---|---|
Airターミナル2/3 | Airターミナル | |
基本料金 | 3,100円 | 4,196円 |
Airターミナルレンタル料金 | 490円 | 490円 |
加入特典 | – | -500円 (24回) |
月額料金合計 | 5,370円 | 4,186円 |
ソフトバンク・エアー申し込み時の注意点
これはソフトバンク・エアーに限らず、モバイル系(電波を使った)回線サービス全般に言えることですが、「初期契約解除制度」をきちんと使いましょう。
「初期契約解除制度」とは、モバイル系回線などの契約において、「エリア内であるにもかかわらず、電波が入らない、思ったほどの通信速度がでない」などを理由として、契約から8日以内であれば契約を解除できる制度です。
この制度は携帯電話や光回線などの最近のわかりにくい契約内容から消費者を守るために作られた制度であり、ソフトバンク・エアーもこの「初期契約解除制度」の対象です。
電波を使ったサービスを光回線のかわりに自宅で使おうとする場合、電波の入りが弱いと致命的となります。
そのため、ソフトバンク・エアーを契約する場合にはAirターミナルが送られて来たらまず「十分な電波を掴んで速度がでるか」を確認してください。
建物の事情などで十分な電波がつかめない場合、8日以内に書面で契約解除の意思表示をすることで契約解除ができます。
ソフトバンク・エアー重要事項説明書(PDF) | ソフトバンク
ソフトバンク・エアーのお得なキャンペーン
ソフトバンク・エアーの申し込み窓口
ソフトバンク・エアーはソフトバンク以外の多くの販売代理店が営業活動を行っているため、ネット上でも非常に多くの代理店があります。
おすすめは「Yahoo!BB」からの申し込みです。
販売代理店を経由して申し込むと、個人情報の漏洩や契約内容の不備(申し込みと契約の相違)などの問題が発生する場合があります。
「Yahoo!BB」はご存じの通りソフトバンクグループであり、申し込み先の実態はソフトバンク公式となります。この点で、「代理店からの個人情報漏洩」や「契約内容の不備」などの心配がありません。
また、ソフトバンク・エアー公式ページから申し込む場合に比べて、お得なキャンペーンを実施しています。
Yahoo!BB限定特典
「Yahoo!BB」からソフトバンク・エアーを申し込むと、申し込んだ日によって「”5″のつく日特典」または「バリュー特典」が受けられます。どちらも普通為替によるキャッシュバック特典です。
申込日が「”5″のつく日」であれば「”5″のつく日特典」として25,000円キャッシュバックです。
申込日が「”5″のつく日以外」であれば「バリュー特典」として15,000円キャッシュバックです。
毎月”5″のつく日は5日・15日・25日と3回あるので、”5″のつく日に申し込むとお得になります。
ソフトバンクオフィシャルキャンペーン
ソフトバンク公式でもキャンペーンを実施しています。
「Yahoo!BB」から申し込むと「Yahoo!BB限定特典」に加えて、こちらの「ソフトバンクオフィシャルキャンペーン」も上乗せされます。
Softbankあんしん乗り換えキャンペーン
ソフトバンク・エアーへ申し込むにあたり、現在ご利用の他社回線を解約する場合に、必要となった契約解除料(解約違約金)や設備撤去費用などが発生した場合に最大100,000円までキャッシュバック補填してくれる特典です。
対象となる他社回線
対象となる他社回線は「他社固定ブロードバンド回線」または「他社モバイルブロードバンド回線」です。
「他社固定ブロードバンド回線」なので、他社の光回線(フレッツ光・フレッツ光コラボなど)が対象となりますが、ソフトバンクグループの回線(Yahoo!BBなど)やソフトバンクが光電話(ケーブルライン)を提供しているCATV(ケーブルテレビ)事業者の回線は対象外となっています。
「他社モバイルブロードバンド回線」では、WiMAX2+やネクストモバイルなども含まれます。
対象となる解約費用
対象となる解約費用は以下のようになります。
- 解約違約金
- 設備撤去費用
- 他社モバイルブロードバンド端末代金残債
上記の合計で最大100,000円までが補填の対象となります。ただし「他社モバイルブロードバンド端末代金残債」については42,000円が上限となります。
補填サービスを受けるためには
他社回線の解約費用補填サービスを受けるためには必要な提出書類があります。
「解約違約金であること」「設備撤去費用であること」「端末代金残債であること」がわかる資料を提出する必要があります。
通常は解約後の最後の請求明細に記載されているので、画面キャプチャしたものを提出すればよいです。
解約直後に会員ページにログインできなくなり請求明細を見れなくなるサービスもありますが、この場合はクレジットカードの引き落とし明細に記載されていればそれが使えます。
SoftBankあんしん乗り換えキャンペーン | ソフトバンク
SoftBank Airスタート割
ソフトバンク・エアーの月額料金から毎月1,080円を12か月間割引してくれる特典です。
ソフトバンク・エアーとソフトバンクスマホ・ワイモバイルスマホとのセット割引「おうち割光セット」「おうち割光セット(A)」を適用する場合には割引額は580円/月です。
セット割引を適用しない場合には割引額は1,080円/月です。
この「SoftBank Airスタート割」は課金開始月から12か月間の期間限定の割引特典です。