ネクストモバイルが提供する「ソフトバンクマルチUSIM」と「アクセスインターネット」

ソフトバンクアクセスインターネットプラス

ネクストモバイルは「ソフトバンク回線を使ったサービス」と大々的に宣伝されています。

そしてネクストモバイルが面白いのは、提供するSIMカードが「ソフトバンクマルチUSIMカード(F)」というSIMカードであることです。

このSIMカードはソフトバンクでのスマホ契約があってもなかなか手に入れるのが面倒な「SIMフリー端末向けSIMカード」となります。

つまり、ソフトバンクとしては珍しく、端末(スマホ)とSIMカードを関連付けて通信制御を行っていない使い勝手の良いSIMカードというわけです。

この記事では、ネクストモバイルを契約すると提供される「ソフトバンクマルチUSIMカード(F)」について説明しています。

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ネクストモバイルを契約すると送られてくるもの

ネクストモバイルの「ポケットWiFiセット」

まずネクストモバイルを契約すると、ポケットWiFi本体と通信に必要なSIMカードが送られてきます。送られてくるもの全部は以下のようになります。

ポケットWiFi本体(ルーター)とその付属品(マニュアルやケーブル類)、そして通信に必要なSIMカードです。

ポケットWiFi本体(ルーター)

まず、ポケットWiFi本体とその付属品が送られてきます。

ポケットWiFi本体(ルーター)は「FS030W」という市販のSIMフリールーターです。単三電池との比較でわかるように、手のひらサイズの小さなルーターです。

そして通信に必要なSIMカード

そしてこの記事の本題となるSIMカードです。SIMカードもポケットWiFi(ルーター本体)と一緒に送られてきます。SIMカードは台紙から切り離してポケットWiFi本体(ルーター)に装着することで、ネクストモバイルの通信サービスを利用することができるようになります。

SIMカードをポケットWiFi本体へセット

このSIMカードをポケットWiFi(FS030W)本体へセットし、バッテリーを載せて裏蓋を占めると、ネクストモバイルが使えるようになります。

SIMカードは台紙から切り離し、ポケットWiFi本体へセットします。

APN自動認識で勝手につながる

ポケットWiFi(FS030W)本体にSIMカードを刺してバッテリーをセット、そして裏蓋を占めて電源をいれると、あとは勝手にネクストモバイルの通信サービスに繋がります。

ネクストモバイルのポケットWiFiはSIMのAPN(接続設定)を自動認識するので、特別な設定不要で勝手にネクストモバイルにつながります

速度も十分出ていますね。

ネクストモバイルは簡単に使える、そして遊べる!

このように、ネクストモバイルの通信サービスは送られてくるポケットWiFi本体へSIMカードをセットするだけで、あとは勝手にネットに繋がってくれます。

そして、このSIMカードがとても面白いSIMカードで、ネクストモバイルのポケットWiFi(FS030W)以外でもいろんなSIMフリーデバイスで遊べてしまいまう。

ネクストモバイル(NEXTmobile)が提供する「ソフトバンクマルチUSIM」

ソフトバンクマルチUSIMとは

ネクストモバイルを契約するとポケットWiFiと一緒に送られてくるSIMは「ソフトバンクマルチUSIM」というSIMになります。

ソフトバンクマルチUSIMとは一言で言えば「SIMフリースマホで使えるSIM」です。

「えっ?普通、どのSIMでもSIMフリースマホで使えるでしょ?」と思われる方も多いと思いますが、ソフトバンクの場合はSIMフリースマホで使えるSIMは限られているんです。

この当たり前のようでソフトバンクではなかなか難しい「SIMフリー機でソフトバンク回線を利用する」ためのSIMが「マルチUSIM」です。

ソフトバンクのIMEI制限

ソフトバンクは自社で販売するスマホには多くの場合「IMEI制限」という仕組みを設け、スマホとSIMの組み合わせを管理して、その組み合わせ以外ではネット接続できないように仕組みを行っています。

この仕組みは端末固有番号の「IMEI」という番号を使って制限を掛けていることから、「IMEI制限」などと言われています。

つまり、特定のIMEI(ソフトバンクが販売したスマホ)以外ではネット接続できない仕組みであり、さらに面倒なのはソフトバンクが販売したスマホであっても他のスマホへSIMを差し替えても使えない(ネット接続できない)という制限を設けているわけです。とても「SIMフリーでふつうに使える」状態ではありません。

この「IMEI制御」の仕組みはソフトバンクだけではなく他社でも行われてきました。

たとえばドコモではドコモ販売のスマホ以外ではspモード接続できない仕組みを設けていました。

この場合、ドコモのSIMをSIMフリースマホで使いたい場合は別途「mopera(モペラ)」などのspモード以外のプロバイダー契約が必要でした。かつ、spモードメールも使いたい、という方はspモードメールのためだけに月額300円のspモードも契約する必要がありました。

また、auでも同様に「LTE NET」をSIMフリースマホでは利用不可にしていたし、今でもWiMAX2+のSIMはUQコミュニケーションズが提供するWiMAX2+機器以外では使えないようになっています。

IMEI制限のないSIMが「マルチUSIM」

このような不便さは、SIMロック解除の導入とともに改善され(IMEI制限の撤廃)てきていますが、今でも一部の販売体系では行われています。

このように「IMEI制限」はキャリアが安定した通信サービスを保証するために必要な面がある反面、SIMフリー環境・SIMロック解除の環境が進んできた現在では非常に面倒で邪魔な仕組みとなっています。

そして、ソフトバンクがSIMフリースマホで使いたい方向けに提供しているのが「ソフトバンクマルチUSIM」ということになります。

マルチUSIMでSIMフリースマホが使える

ソフトバンクでは、ソフトバンクの通信サービスをSIMフリースマホや他社製のSIMロック解除スマホで使いたい方向けに「マルチUSIM」を提供しています。

「マルチUSIM」とマルチUSIM専用のアクセスポイント「アクセスインターネットプラス」を利用することで、SIMフリースマホでソフトバンクの回線サービスを利用することができるようになるわけです。

この「マルチUSIM」は通常の契約では提供されておらず、「SIMフリースマホの持込契約・持込機種変更」という形で提供されます。

このため、わざわざ利用したいSIMフリースマホをソフトバンクショップへ持参して手続きを行い、機種変更手数料3,000円を支払って発行してもらうというちょっと面倒な手続きが必要です。

ネクストモバイル(NEXTmobile)ではマルチUSIMが提供される

ネクストモバイル(NEXTmobile)を契約すると、この「ソフトバンクマルチUSIM」が送られてきます。

ソフトバンク利用者からすると、ちょっとうらやましい限りです。

ネクストモバイル(NEXTmobile)では、セット商品のSIMフリーWi-Fiルーターでの利用前提で「ソフトバンクマルチUSIM」が提供されるわけですが、通信の仕組み上、「IMEI制限」が行われていないマルチUSIMでは、どんなSIMフリースマホでも、そしてどのソフトバンクスマホでも通信サービスを利用できる便利なSIMとなります。

通信サービスはY!mobileと同じ

この「ソフトバンクマルチUSIM」は上記のように「持込契約・持込機種変更」という扱いでソフトバンクショップで手続きを行って発行してもらうわけですが、ネクストモバイル(NEXTmobile)では標準提供です。

そしてもうひとつの簡単に入手する方法が「格安SIMのY!mobile(ワイモバイル)を契約する」という方法です。

Y!mobile(ワイモバイル)は正確にはMVNOではなくソフトバンクのサブブランドですが、Y!mobile(ワイモバイル)が提供しているSIMも「ソフトバンクマルチUSIM」です。

つまり、Y!mobile(ワイモバイル)とネクストモバイル(NEXTmobile)では「音声通話ができる」「データ容量の上限が違う」というサービス内容の違いはありますが、データ通信サービスにおいては同じ品質の通信サービスを利用できる、というわけです。

そしてY!mobile(ワイモバイル)は「格安SIMの中では回線速度が速すぎる!」と他社MVNOから非難を浴びるほど高品質なデータ通信サービスを提供しています。


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マルチUSIMを使ってみる

マルチUSIMカード台紙


「マルチUSIMカード」は1枚のSIMカード台紙で「標準サイズSIM」「マイクロサイズSIM」「ナノサイズSIM」に対応しています。

写真を見ていただけるとわかるように、それぞれのサイズの切り込みがあって、自分の必要なサイズに合わせてSIMを切り抜いて使うタイプのSIMカード台紙です。

ネクストモバイルの場合、モバイル型ルーター「FS030W」はマイクロサイズのSIM、ホーム型ルーター「HT100LN」はナノサイズのSIMになるため、ご利用のルーターに合わせた切り込みでSIMを切り抜いて使います。

マルチUSIMはnanoサイズで利用しよう!


SIMカード台紙の材質はカチカチのプラスチックというよりも、硬めのゴムに似た感触の材質で、簡単に切り抜きができるうえ、たとえばマイクロサイズで切り抜いたものをさらにナノサイズで切り抜く、という切り抜き方もできます。

私は、一旦マイクロサイズで切り抜いたうえで、さらにナノサイズで切り抜きました。

私が選んだルーターは「FS030W」でマイクロサイズの端末ですが、一旦切り抜いたナノサイズのSIMをマイクロサイズの枠にハメこんで使っています。

マルチUSIMをSIMフリースマホで使ってみる

ネクストモバイルのサービスの面白さの一つがこの「マルチUSIMカード」です。

ソフトバンクがSIMフリー端末の持込契約・機種変更用に特別な手続きにより提供しているSIMカードです。

つまり、WiMAXのSIMカードみたいに端末に紐付られた「IMEI制限」を行っていないのであれば、提供端末(FS030W/HT100LN)以外のSIMフリースマホでも「大容量高速の格安SIM」として使えるのではないか?ということになるわけです。

このサイトでは、実際にネクストモバイルを契約し、SIMフリースマホでも使ってみてレポートしていきます。

アクセスインターネットAPN

「マルチUSIMカード(F)」はソフトバンクがSIMフリー端末向けに提供しているSIMカードで、通常のソフトバンクのアクセスポイント(APN)とは設定が異なります。

モバイル型ルーター「FS030W」は「APN自動認識」の機能があって、SIMカードを刺して電源を投入すると自動的に専用のAPNを認識し設定してくれますが、APN情報はソフトバンク公式サイトでも公開されており、手動で設定することも可能です。

ソフトバンク公式サイトで公開されている「マルチUSIMカード(F)」用のAPNは以下の通りです。

アクセスインターネットプラス Softbank 4G
APN(アクセスポイント名)plus.4g
APNユーザー名plus
パスワード4g
MMSChttp://mms-s
MMSプロキシandmms.plusacs.ne.jp
MMSポート8080

他社が販売する携帯電話をソフトバンクで利用する | ソフトバンクモバイル

なお、ネクストモバイルで提供される「マルチUSIMカード(F)」ではSMSやMMSは利用できないため、アクセスポイントの以下のMMS関連情報は設定しても意味がありません。

  • MMSC
  • MMSプロキシ
  • MMSポート


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マルチUSIM利用の注意点

ソフトバンク規約

「ソフトバンクマルチUSIMカード」の公式サイトには、利用に際しての注意事項が記載されています。

他社が販売する製品を利用する際のご注意事項

サービスの保証に関して

音声通話、TVコール、SMS、S!メール、パケット通信などの通信や付加機能などソフトバンクのすべてのサービスについて動作保証できません。

  • ソフトバンクが提供するサービス・コンテンツについては、ご利用いただけない場合でも月額使用料は発生いたします。
  • Google Play™、App Store などにて有料でダウンロードしたアプリケーションの場合や、アプリケーションなどを通じて有料で購入したサービスなどがご利用いただけない場合でも、料金は発生いたします。
利用料金に関して

音声通話をご利用の場合、ソフトバンク携帯電話をご利用いただくときと同様の料金体系でご使用になれます。
パケット通信をご利用の場合、お客さまのご加入内容[基本料/データ(パケット)定額サービス]に応じた料金体系が適用となります。

他社が販売する携帯電話をソフトバンクで利用する | ソフトバンクモバイル

つまり、マルチUSIMカードを利用する端末側の保証ができないため、ソフトバンクの提供するサービスは保証できない、という旨の記載です。

また、お決まりの注意事項として「設定に謝りがある場合、高額料金となる場合がある」との記載もありますね。

ネクストモバイル規約

そして、このマルチUSIMカードを提供しているネクストモバイル側の規約にも注意事項があります。

<4.データ通信について>

(2) 本サービスのアクセスポイント(接続先)は定額対象となる専用の APN です。
(3) 専用のAPNに接続された国内モバイルデータ通信のみ定額対象となります。専用APN以外に接続さ
れたモバイルデータ通信は定額対象外となりパケット通信が高額となる場合があります。ご利用時に
は端末設定情報に注意の上、ご利用ください。
(4) 当社より提供するSIM カードを本サービス提供端末以外(他端末・SIMロックフリー端末含む)に挿入し
て利用した場合、APN 設定が異なるため定額対象外となり、パケット通信が高額となる場合がありま
す。

NEXTmobile 兼 モバイル端末レンタルサービス重要事項説明書(PDF) | ネクストモバイル

「(4)当社より提供するSIMカードを本サービス提供端末以外(他端末・SIMロックフリー端末含む)に挿入して利用した場合、APN設定が異なるため定額対象外となり、パケット通信が高額となる場合があります。」との記載がありますね。

マルチUSIMカードは非常に面白そうなSIMカードですが、SIMフリースマホなどで使ってみる場合には「自己責任で」ということです。

ネクストモバイルの請求書

このように、ネクストモバイルで提供される「ソフトバンクマルチUSIM」については、規約上の注意点があります。

この点は了解したうえで、私は(自己責任で)ネクストモバイルのSIMをSIMフリースマホで使っています。その場合の請求内容が以下のようになっています。

ネクストモバイル請求明細

この請求書は旧料金プラン「ギガネクスト20(月額2,760円+消費税8%)」の請求書です。

APN(アクセスポイント情報)をただしく「ソフトバンクアクセスインターネットプラス」のものに設定すれば、SIMフリースマホで使っても法外な月額料金を請求されることもなく、通常の月額料金でおさまっています。

規約上の注意点はあるものの、ネクストモバイルの標準ポケットWiFi(FS030W)以外での利用についても寛容のようです。


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ネクストモバイルのすべてを解説

ネクストモバイルの料金プラン

ネクストモバイルのサービス全般と料金プランをまとめた記事です。

ネクストモバイルの提供ルーター

ネクストモバイルでは「端末代金無料キャンペーン」により、契約者には無料でルーターが提供されます。

ネクストモバイルをSIMフリーデバイスで使ってみる

せっかくのSIMフリー向け「ソフトバンクマルチUSIM」なので、SIMフリースマホやルーターでも使ってみたいものです。


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